職場の読書仲間のおじ様から長年読んだ中で一番印象に残っていると勧められた書籍。
かなり昔の作品のため、現代とのギャップを感じて途中で読むの諦めるんじゃないかと心配しましたが、その予想を裏切る時代を感じさせない文章力。
失踪した婚約者とその真相に徐々に近づいてゆく展開に目が離せませんでした。
と同時にカード社会の犠牲となった自己破産者に触れ、便利な世の中に恐怖感すら憶えました。
そしてラストシーンの描写がとてもカッコよくて、多くを語らずその後を読者に想像させるような終わり方。
とても良い作品に出会いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月23日
- 読了日 : 2020年3月26日
- 本棚登録日 : 2020年8月23日
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