レキシントンの幽霊 (文春文庫 む 5-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (1999年10月8日発売)
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感想 : 609
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どの話を読んでも、出てくる人々の孤独について書かれているような気がした。

友人や家族がいないとか、そういった物理的な孤独だけではなく、彼らの"気持ちとしての孤独"も感じる。
元々独りだった人が誰かと出会い、その後また独りになる、そういったかたちが多い。


また、村上春樹作品には女性を主人公とした話は殆どないと思う…そう考えると緑色の獣と氷男は話の内容もそうだが、ちょっと異色ではないか。
いい意味で、村上春樹らしくないと言うか。

沈黙は読んでいて、ちょっと腹が立った。
ああいうタイプって、いるよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月14日
読了日 : 2020年11月14日
本棚登録日 : 2020年7月13日

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