『いずこへ』
どうしようもなくなった主人公が、ある小説の一節を思い出し、図書館へ行く。そこで手当たり次第に本の目録をめくるのだが。
「俺の心はどこにあるのだろう? どこか、このへんに、俺の心が、かくされていないか?」
これを読んだとき、まさに「これだ!」と感じた。本を読むという事は、なんだか、そういうことなのかもしれない。
『私は海を抱きしめていたい』
高校の教育実習で知り合った方が、この題名をいたく気に入っていたのがとても印象に残っている。
曰く「なんて綺麗な言葉だろうと思った」。
まあ、基本的にダメな男と女なんだけども。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
坂口 安吾
- 感想投稿日 : 2012年10月28日
- 読了日 : 2010年10月28日
- 本棚登録日 : 2012年10月28日
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