永遠の仔 上

著者 :
  • 幻冬舎 (1999年2月1日発売)
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本棚登録 : 2702
感想 : 310
3

内容は非常に濃い。
親として、これまで子供に自分の価値観を押し付けてなかったか、など考えさせられるところもあり、自分の生き方として、本当にこれでよかったのかと思うところもあり、そして、今後、どう生きていくのかということなど。
内容は、暗い感じで進み、起こる事件自体もかなり重たいが、登場人物の会話などが軽快で、読んでいて落ち込むこともなかった。また、物語は、子供時代と大人になった現在を行ったり来たりするが、子供時代の話の時は子供時代のあだ名でストーリーが進むなど、構成も分かりやすく、こんがらがることもなく、快適に読めた。
また、ストーリー的にも、えっ、そっち!?みたいな、どんでん返しみたいなものもあり、とても楽しめた。
全2巻

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想・哲学
感想投稿日 : 2021年5月29日
読了日 : 2021年5月29日
本棚登録日 : 2021年4月29日

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