現在のヤンキーは昔と比べ、ファッションも精神もマイルドな「マイルドヤンキー」というものに変わってきているらしい。彼らは地元愛に溢れ、限られた仲間と限られた場所での生活を望む。一旗揚げようという上昇志向も希薄で、悪く言えば、昔に比べ、保守的でゆるい感じ。
まあそれが決して悪いってことではないけど、ヤンキーも色々と変化を遂げているらしいと。
著者はそんなマイルドヤンキー層に着目。その動向を調査し、彼らに合ういくつかの消費アイデアを出している。地元愛や仲間意識をキーワードにすれば、別にヤンキー層に限定する必要はないとは思うけど。
この本を読んで感じたのは、ヤンキーというよりも、若者全体で意識や精神、ファッションも変化してきているという至極当然な時代の変遷を感じた。
こういう本が出ると「気合が足りない」とか、過去の自分の悪さを武勇伝なり正当化なりして語り出すオッサンが必ず現れるのも面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2017年6月1日
- 読了日 : 2017年5月20日
- 本棚登録日 : 2014年2月21日
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