クリスマス・カロル (新潮文庫 テ 3-5)

  • 新潮社 (1952年11月1日発売)
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本棚登録 : 1571
感想 : 180
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久しぶりに再読。
善意や良いことというのは、自分の心を楽しませることにつながるのだろうと思う。
自分の人生をどのように使うかは、その人次第だ。
幽霊たちに見せられたものから学ぶ力があったスクルージには、素直な心が備わっていたのだと思う。




1999.3.18
ものすごく心が洗われるお話だと思った。ゆうれいが、過去・現在・未来をそれぞれ司っているのは、なるほどと思ったし、話の展開のテンポも軽やかで、読み易かった。多くの人々が登場するが、それらの人々の心の動きも生き生きとしている。ディケンズは面白い、と思った。彼の作品をもっと読んでみたい。

2004.7.7
死んでしまえば、結局お金なんてどうしようもない。死んでからでは人を大切にすることもできないし、償うこともできない。日々の生活に追われ、我欲の多い私には、改心したスクルージのようには、なかなかなれないかもしれない。それでも、少しでも温かい心で生きていきたい、と思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 9・文学
感想投稿日 : 2021年1月16日
読了日 : 2021年1月16日
本棚登録日 : 2021年1月15日

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