シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2008年10月25日発売)
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本棚登録 : 1432
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加速する地球温暖化を阻止するため、都市を超高層建造物アトラスへ移して地上を森林化する東京。しかし、そこに生まれたのは理想郷ではなかった!CO2を削減するために、世界は炭素経済へ移行。炭素を吸収削減することで利益を生み出すようになった。一方で、森林化により東京は難民が続出。政府に対する不満が噴き出していた。少年院から戻った反政府ゲリラの総統・北条國子は、格差社会の打破のために立ち上がった。(上巻)

ついに反政府ゲリラは政府に宣戦布告。國子はブーメランひとつで戦車部隊に立ち向かう。だが地上の森では政府とゲリラの戦争をあざ笑うかのように、想像を超えた進化が始まっていた。究極のエコロジー社会がもたらす脅威とは?國子たちは生き残れるのか?アトラス計画の真の目的とは?(下巻)

近未来的なSF小説。2004年につくられた作品とは思えない、2020年現在で起きているゲリラ豪雨や気温上昇による地球温暖化。さらには、石油価格の上昇などなど、予言にも近い小説で非常に面白かった。
アトラス計画が、江戸・東京に隠されているとされる霊的な結界が元ネタだったり、日本神話がモチーフにもしてたりと面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館or立ち読み
感想投稿日 : 2020年1月21日
読了日 : 2020年1月17日
本棚登録日 : 2020年1月21日

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