自己プレゼンの文章術 (ちくま新書 644)

著者 :
  • 筑摩書房 (2007年2月1日発売)
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本棚登録 : 135
感想 : 25
4

「作文は苦手」
今も昔も変わらず、こういった人は多い。
理由は簡単。書き方が分からないからである。
いい大人でも書けない人は書けないのだ。
そんな人へ、年齢を問わずこの本をオススメしたい。

一般的には就職活動用の本として知られる本書。
小論文やエントリーシート対策に重宝する一冊である。
内容の決め方から、書き方のテクニックまで実例をあげて分かりやすく解説されている。
・「思う」が多すぎる
・主体性、自発性を疑われる受け身表現
…など、「なるほど!」なテクニックが満載で一読の価値有り。


あくまでも「就職活動用」のため評価は☆4つ。
しかしながら、応用の価値が十分にある内容だ。ビジネスや日常に潜む「作文」にも一役買ってくれることだろう。
同時にこの本は「自己表現」を前提にしているため、ただの文章テクニックに留まらない。如何に自分を魅せるかが書かれている。

「作文が苦手」とは「自己表現が苦手」と同義だ。
自己の分析と表現、この大切を教えてくれた。
本書の魅力はそこにある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用書
感想投稿日 : 2011年8月16日
読了日 : 2011年8月17日
本棚登録日 : 2011年8月16日

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