実家に帰省したおり、本棚にこの本を見つける。「昔読んだよなぁ」と思いながら、本を手に取り、パラパラめくると、書いたときの村上春樹氏より年上になっている事に気付く。これを読んだ時は20歳過ぎだったから、だいぶ月日が経ったな、再度読めば何か違いを感じるかな?と思い、再読。
この頃の村上氏は勢いが有るなと思った。村上氏の小説は20代の頃それこそ繰り返し何度も読んだが、「カフカ」から違うなと思うようになり、読まなくなってしまった。また、不思議とエッセイも大人意見が強すぎて、読んでいておもしろいと思えなくなってしまった。昔の物は今読んでも、小説、エッセイ共に面白いのに。小説とエッセイの関係も不思議だなと思った。
このエッセイは読んでいて、時折クスッとさせられて、ふと気づく。ああこれが、批評とエッセイの違いなのかな。これがユーモアかと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2016年5月19日
- 読了日 : 2016年5月6日
- 本棚登録日 : 2016年5月6日
みんなの感想をみる