使いみちのない風景 (中公文庫 む 4-4)

著者 :
  • 中央公論新社 (1998年8月18日発売)
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本棚登録 : 1296
感想 : 136

村上春樹さんのエッセイが好き。村上春樹さんの書く文章を読んでいるとき、自分は本当にその文章しか読んでいない、つまり読書に没頭できる。でも不思議と読後感はさっぱりしたもので、なんとなく(悪い意味ではなく)印象に残らない。今そのときを感じる本。左脳ではなく右脳ばかりを使っているような感覚。
使い道のない風景?の写真がこの本にささやかな彩りを添えていて、それがまた良い。静かで、洗練された一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月3日
読了日 : 2024年2月3日
本棚登録日 : 2024年2月3日

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