はじめての文学 村上春樹

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年12月6日発売)
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本棚登録 : 1333
感想 : 182
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読み友さんご推薦、久しぶりに村上春樹。中学生の時に読んだ「ノルウェーの森」以来で、靄がかかったようなモヤモヤ感で終わった読書。今回は短編で、一眼レフカメラの焦点が合った作品があり、でもモヤモヤもあり。全体的に楽しめた。自分が思う村上作品は「ナンセンス文学の延長線上」であり、その深層にある心的情動をどう持つか?自分がどう考えるのか?ということに尽きるのだと思う。「沈黙」は気に入らない相手に対する葛藤、抑圧を自分のことのように読めた。「かえるくん、東京を救う」は震災に立ち向かう主人公の心情が伝わった。⑤

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 優しい、ホンワカ
感想投稿日 : 2021年11月2日
読了日 : 2021年11月2日
本棚登録日 : 2021年11月2日

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