時代物は苦手だけど、「木挽町のあだ討ち」の前に、高評価の「銀二貫」(大体400万円らしい)。寒天問屋店主(和助)が、焼失した天満天神宮に寄贈しようとしていた銀二貫を仇討ちで父を亡くした男児(鶴之輔)の命と引き換える。鶴之輔は寒天問屋の丁稚として懸命に働く。鶴之輔への躾は厳しいが、関わる者全員が彼を温かく見守る。この銀二貫が巡りに巡って人を助けていたのだ、天神様~。商人には良い人も悪い奴もいるが、侍は力(ちから)で、商人は言葉で相手と対峙するルールがある。鶴之輔の恋や成長は心地よい。大阪弁が少し辛かった。④
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優しい、ホンワカ
- 感想投稿日 : 2024年3月23日
- 読了日 : 2024年3月23日
- 本棚登録日 : 2024年3月23日
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