愛着障害について、これ一冊に凝縮されている。
紙幅をうまく使い、論じてある点は、医師であり作家としても活躍する筆者ならでは。
教育にかかわる者すべてが読むべき書だと思います。
愛着障害とは、しっかりと育ててもらえなかった者がなるもので、表面上は発達障害等として現れることが多い。怖いのは、世代間連鎖。
克服するのはすごく大変であるが、きちんとした愛着関係を築ける人が周囲にいたり、自分がきちんと何かしらの役割を果たしているという自己肯定感、自己有用感を得たりすることで、回復していくケースが多い。そのために、本人も、思い切りをもって物事に挑戦していく姿勢をもつことが大切である。
全ては、将来の子どものために!!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2012年3月21日
- 読了日 : 2012年3月21日
- 本棚登録日 : 2011年10月30日
みんなの感想をみる