死の同心円 (バベルの図書館)

  • 国書刊行会 (1988年6月1日発売)
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感想 : 4
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ボルヘス編纂「バベルの図書館」シリーズ ジャック・ロンドン編。
文章は鋭く目線は容赦ない。現実的なのですが鋭すぎて不条理小説のよう。

海からあげられた巨大真珠を巡る駆け引き。…と思いきやいきなり圧巻のハリケーン描写になってにびっくり。/マプヒの家

遊牧の習慣で弱った老人は寒村に置き去りにされる。
老人が、生命にしがみつき、そして手放す姿を描写する。/生命の掟

毛皮泥棒として捕えられたアナーキスト、最期の大博打。/恥っかき

「我々の要求に応じなければ、全く無関係の人間が死ぬことなる」姿の見えない脅迫者の不条理な恐怖。

読みながら「誰がどうやって?」を考えてしまったんだが、この短編のテーマは全くそういうところでなかった。ただただ意味の分からない不条理。/死の同心円

憎しみ合った二人の男の顛末/影と光

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ●バベルの図書館
感想投稿日 : 2012年11月17日
読了日 : 2012年11月17日
本棚登録日 : 2012年11月17日

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