ある中学校へ新任の先生がやってきて、初の挨拶時に赤っ恥をかく、という場面から始まるこの児童書はもちろん中学生だけでなく大人の方の読書にも十二分に応えてくれる読み応え。
自分の中学校時代のことも、これまで出会ってきた先生方の笑顔だけでなく怒った声まで思い起こさせてくれるような、懐かしいけれど新しい小説でした。
章ごとに主人公が入れ替わり、全編を通してのミステリアスな人物像もあり、学校の歴史とともに人にもそれぞれの生き方を考えさせてくれる楽しい読書タイムでした。
今、青春真っ只中の中学生や高校生に今この本をお勧めしたい。それとそんな子どもを見守る大人たちにも。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年11月8日
- 読了日 : 2023年11月8日
- 本棚登録日 : 2023年11月8日
みんなの感想をみる