「つくもがみ」シリーズの2作目。
江戸時代に妖怪、というお得意のジャンルです。
物が100年たつと、付喪神が憑くという。
損料屋の「出雲屋」という江戸時代のレンタルショップが舞台。
長屋は狭く、火事も多かったため、日用品のレンタルがごく普通のことだったそう。
お紅と清次という血の繋がらない姉弟がやっていた店。
今は二人が結婚して、子供も育っています。
きょうだい同様に仲良く暮らす幼馴染の十夜たち3人。
十夜と市助の二人は、女の子のこりんを守ろうという気持ちもあったり。
子供が主に活躍するので、雰囲気はのんびり、十代向けのような~毒がない感じ。
事件はよく読むと、重いものも含んではいるのですが。
双六のそう六という、つくもがみがあらたに登場。
双六が難しくて上がる人が少ないと不満を言ったり。小さなつくもがみが偉そうな口を利きつつ、ちょこちょこと活躍します。
1作目では、直接は口を利かなかったつくもがみ達。
ふだんは皆ふつうに喋るようになっていて、よその人にばれないように大慌て。
江戸情緒と優しい気分を味わえます☆
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2014年6月9日
- 読了日 : 2014年5月4日
- 本棚登録日 : 2014年4月29日
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