言わずと知れた?ビリギャルの原作本。
とっくに紹介したつもりでいたら、一言も書いてなかったのに気づいたので、今さらながら~簡単に。
塾の先生である著者の前に、大学受験を考える頃になって連れてこられたのは~
「中高一貫の学校に入れば、勉強しなくても楽しく過ごせるよ」という母の言葉で、中学は受験したが、その後はろくに授業も聞かずに友達と遊んで暮らしてきた女の子だったのです。
何しろ勉強していない、覚える気もなかったから、簡単な問題に突拍子もない答えを連発するのは、おばかタレント並みに面白く読めたりします。
この子の素直さに感銘を受けた著者は、これなら指導できると確信して、この子に合う教え方をしていくのです。
みんながこういう先生に出会えたらいいよね!と思う。
家庭の事情、父が娘の教育には興味を示さなかったことなど、背景にはそういう哀しさもあったのですね。
おおらかに娘を肯定する母の愛情は心温まります。
ただ、母親が「勉強しなくてもいい」って、そもそも言ったから、こうなったという気がしないでもない?
学ぶことが面白いと気づいたのは、よかったですよね。
この著者の他の本で、色々なタイプに合わせて教え方を工夫するというのがとても面白く、この子だけがたまたま成功したんじゃないんだな、と。
ともあれ、これは、元気が出る本でした☆
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
評論・エッセイ
- 感想投稿日 : 2018年2月14日
- 読了日 : 2016年11月28日
- 本棚登録日 : 2018年2月14日
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