ポジティブの教科書 ― 自分も周りの人も幸運体質になる3つの基本と11の法則

著者 :
  • 主婦の友社 (2013年11月29日発売)
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書道家の武田双雲がこんなにポジティブな人だったとは。
こういうコツが身につけば、幸運を呼び込み、幸せになれる!?

毎日感動して、その感動を人に伝えて、人を喜ばせたい。
というのがモチベーションとエネルギーだそうです。
子供の頃から競争心はあまりなく、ただ人を喜ばせたいという気持ちだけは人一倍強いそう。
人のためになりたい、世界に貢献したいという気持ちを抱いてから、これほどになったのかな。

幸せになる、三つの基本は
一、幸せを与えること。
一、幸せであることに「気づくこと」。
一、幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること。

同じ状況でも「してくれない」と思うか、「してもらってる」と思うか。
先に感謝してしまうと、物事はいいほうへ転がり始める。
日々の小さなことに感謝し、喜びを見つける練習を続けていく。

自分の思い込みをはずす。
出来ない理由を挙げず、「どうしたら出来るようになるんだろう」と考えてみる。
遠慮はしない。

人を変えようとしない。
相手の悪いところに意識が集中していたら、向こうは気分が悪いので言うことを聞くはずもない。
どうやったら伝わるのだろうと考えてみる。
子供を叱るときは、明らかに迷惑をかけたその部分だけを叱ること。人格を否定しない。
褒めるときも上から目線だと伝わらない。すごいなあ、嬉しいなあという感動をこめて。

他人からネガティブなことを言われたときには、受け流す。
関わらないほうがいい相手からは逃げる。
関係をよくしたい場合は相手を分析する。
どうしても嫌な相手のことは、頭の中で存在をどんどん小さくしていく。
他人のことでネガティブなことを考えても、潜在意識には主語がないので、自分を不幸にするのと同じになりかねないから。

不安があるとき、問題を大きくしない。
ピンチはチャンスに繋がるものだから、それを楽しみに。
ゆとりを持つと決めて、ちゃんと休みはとる。

ちょっとのイライラは別にイライラしてもいい、と思う。
イライラを繰り返すときは分析して、対策をとる。

口角を5ミリ上げ、ゆっくり呼吸する。

やった後悔よりも、やらない後悔のほうが大きい。
今すぐ、楽しいことを始めてみる。
やりたいことに既に成功した自分をイメージする。

やりたいことリストは、欲望だけだと悪魔のリストになりかねない。
周りの人をハッピーにする、ということを付け加える。

一つ一つ、具体的な流れがあって書かれているので、説得力がありますよ!
この本の広告を見つけたときに、心がよどんでいたので(笑)元気になりたい一心で読みました。
読んでいると明るい気分になれます。

ただ、3日ぐらい本の通りの気分で過ごしていたら、その後に反動が起きました。
暗い気分になるのも当然な事情があるので、思い出してしまい、それはそれなのだと思います。
ないことにするのは、また違うでしょう。
ずっと暗い気分でいるのではなくね。事実は認め、そのことが悲しい、残念なのも当たり前、でもそれだけじゃない、必ずいい面もある、うんといいことも他にたくさんある、と。

ありがとう、幸せだ、と毎日、口にするようにしています。
「ポジティブの教科書」というだけあって濃いので、週に1度とか、自分に関係のあるところを読んで、少しずつ身につけていく、というぐらいのペースでもいいのかも。
幸せなイメージを描きながら‥
時々、服用してみたいと思います☆

9月に読んだ本ですが、本棚の最初に移して置きます!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論・エッセイ
感想投稿日 : 2014年10月9日
読了日 : 2014年9月29日
本棚登録日 : 2014年12月22日

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