ショコラティエそのものな表紙がスマートで素敵ですね。
幼馴染の男子二人と女子一人の成長物語。
スムーズには行かない関係と人生がリアル。
母子家庭で育った聖太郎は、小学校の同級生・光博の誕生日パーティーに招かれる。
大宮製菓の御曹司の光博のパーティーは豪華で、初めて見るチョコレートの泉に魅了される聖太郎。
お菓子を通して急に仲良くなった二人は、光博の家でお菓子作りを楽しむ。
光博の幼馴染でピアニストを目指す凛々花と出会い、惹かれながらも裕福な二人に引け目を感じる聖太郎。
光博は裕福だが特に才能もなく、やりたいこともないことに苦しみます。それぞれ嫉妬や葛藤に悩み、距離があいてしまう。
聖太郎は順調にフランスに留学する機会を得て、お菓子作りの修行に打ち込みますが、思わぬ出来事が‥
日本では大震災が起こったのです。
その影響もあってまた運命が変わり‥
努力して得たものもあり、行き詰まってしまう面もあり。
最後の方はやや駆け足な印象で、えっこうなるのと驚きましたが、突然のこれもハッピーエンド?
若々しいひたむきさが爽やかで、好印象が残りました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2019年11月15日
- 読了日 : 2018年12月3日
- 本棚登録日 : 2019年11月15日
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