フランス料理の店で起きるささやかな事件。
ビストロ・パ・マルは、下町の片隅にあるカウンター7席テーブル5という小さなお店だが味自慢!
料理長の三船はフランスで10年以上修行して、サムライとあだ名されていた。
料理人の志村、ソムリエの金子ゆき、ギャルソンは僕こと高築智行だけ。
豚足とレンズ豆の煮込み、シュークルート、ブイヤベースなど気どらない料理が主で、パティシエはいないのでデザートはよそからも仕込み、料理長も作る。
常連の西田が婚約者と食事をした後に体調を崩したというそのわけは?
デザートのタルトタタンから料理長が謎を解く。
好き嫌いの多いお客とその愛人の顛末は?
志村とその妻で歌手の麻美のフランス時代の思い出、ガレット・デ・ロワなど。
妻がフランスから買ってきたジャムを人にあげたら、妻が出て行ってしまったという、それほど怒った理由は?等々。
こういうのは、すごく楽しいですね〜。
2007年10月発行。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ(ヒーロー)
- 感想投稿日 : 2009年9月24日
- 読了日 : 2009年9月24日
- 本棚登録日 : 2009年9月24日
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