邦題は『インセンティブ』だが原題は[DISCOVER YOUR INNER ECONOMIST]インセンティブとは、人間に行動を起こさせるもの、あるいはいくつかの選択肢のうちひとつを選ぶように促すものだ。
キーワードは「インセンティブ」と「シグナル」
インセンティブ:身の回りをうまく動かしたいのであれば、インセンティブのバランスの取り方を学ぶ必要がある。人はカネなどの外的要因によってやる気にもなれば、喜びや自尊心、すばらしい仕事をしたいといった純粋な動機など、内的要因でもやる気になる。
シグナル:人にどう見えるかは、各自が送るシグナルの総和であり、いかにその時の状況に合ったシグナルを送れたかで決まる。
相手はもちろん、自分自身の自己欺瞞との交渉も、インセンティブとシグナルとのバランスが大切だ。相手と自分が無意識に求めているインセンティブやシグナルを察知しようとする意識が必要であると共に、自分が求めているインセンティブや発しているシグナルが相手に見破られ、自己中心的な人間だと思われていないか、注意する必要もある。
また、自分が相手に与えているインセンティブは、的を射ているか、相手のためになっているか。という視点も重要だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自己啓発(マナー・教養)
- 感想投稿日 : 2015年9月13日
- 読了日 : 2015年9月13日
- 本棚登録日 : 2015年9月13日
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