Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2015年 03月号 [雑誌]

  • ダイヤモンド社 (2015年2月10日発売)
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■書名

書名:Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2015年 03月号

■概要

【特集】
オフィスの生産性

24
オフィスはコミュニケーションの手段 仕事場の価値は多様な出会いにある
ベン・ウェイバー ソシオメトリック・ソリューションズ 社長兼CEO
ジェニファー・マグノルフィ R&Dコンサルタント
グレッグ・リンゼー 『ファストカンパニー』誌 寄稿者

40
メンバーが支援し合う関係を醸成できるか オフィス改革とはコミ
ュニケーション改革である
中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター 准教授

50 ウエアラブル・センサーで「ハピネス」は定量化できる 「デー
タの見えざる手」がオフィスの生産性を高める
矢野和男 日立製作所 中央研究所 主管研究長

62 4つの境界線の活用方法 「ガラス張りの職場」に潜む罠
イーサン・バーンスタイン ハーバード・ビジネス・スクール 助教授

76 行きすぎた職場オープン化への警告 協働スペースと個人スペー
スの絶妙なバランスとは
クリスティン・コンドン スチールケース
ドナ・フリン スチールケース
メラニー・レッドマン スチールケース


│HBR翻訳論文│
10
戦略 マーケティングが戦略になる時代 競争優位は「川下」でつく
られる
ニラジ・ダワル アイビー・ビジネス・スクール 教授

92 営業 価格や性能は決め手にならない 法人営業で顧客に最後の
最後で選ばれる方法
ジェームズ C. アンダーソン ノースウェスタン大学 ケロッグ・ス
クール・オブ・マネジメント 教授
ジェームズ A. ナルス ウェイクフォレスト大学 教授 マルク・ウ
ォータース カールスルーエ工科大学 教授

102 リーダーシップ 目的を定め、成果につなげるプランの策定 優
れたリーダーはストーリーのある目的を語る
ニック・クレイグ オーセンティック・リーダーシップ・インステ
ィテュート プレジデント
スコット・スヌーク ハーバード・ビジネス・スクール 上級講師

114 グローバル タタ・モーターズ、ノバルティスなどに学ぶ 新興
国の農村部市場をいかに制するか
マムタ・カプール アクセンチュア・ハイ・パフォーマンス研究所
リサーチ・フェロー
サンジェイ・ダワール アクセンチュア・ストラテジー マネージ
ング・ディレクター
ビニート R. アフジャー アクセンチュア・ストラテジー プリンシパル

<Serial Article>
124
世界標準の経営理論 [第7回]情報の経済学
「悪貨が良貨を駆逐する」のは、ビジネスの本質である
入山章栄 早稲田大学ビジネススクール 准教授


<Idea Watch>
5
「しなやかマインドセット」から組織がメリットを得るには 『ハ
ーバード・ビジネス・レビュー』編

88 国外企業の買収は国内事業のパフォーマンスを上げる
ローレンス・キャプロン INSEAD教授
オリビエ・ベルトラン スキーマ・ビジネス・スクール 准教授

90
リーダーに必要なのはフォーカスである
レイモンド・エドウィン・メイバス・ジュニア アメリカ海軍 長官


<Vision Statement>
139
CEOの報酬はなぜ高額なのか 『ハーバード・ビジネス・レビュー』編


<前号を読んで>
144
できればもう少し早く翻訳を
及川直彦 アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ(APT)シ
ニアバイスプレジデント(日本代表)

机上の経営論と現場の経営は別物
迫 俊亮 ミニット・アジア・パシフィック 社長
(From amazon)

■感想

生産性とオフィス環境を交えて論じている論文が多いです。
こういうのって、本当に時代背景に影響されるんだな~という印象
です。
そうでなければ、いつまでも生産性とオフィス環境について論じら
れる事は無いと思います。
だから、時代と企業風土、社員の質に合わないと上手くはいかない
のだと感じます。
つまり、確実な正解は無いから、必要に応じて臨機応変に変化して
いく姿勢が無いとこういう論文は読んでも意味が無いのかな~と
思います。

実際、どの論文も似たような結論に到達している感じをを受けました。

生産性と上げること=社員のハピネスを上げることには非常に共感
がもてます。
実際、データで裏付けしていますが、データが無くても、人間は機械
でもないので、競争社会をいくら唱えても最終的にはそうなるよな~
と思います。
ぬるいとか甘いの次元の話ではなく、人間としてどう扱われたいか?
というのを考えれば、無下に扱われたい、ソンザイに扱われたいと
いう人はいないでしょう?
また、勝者で無ければ立派に扱われる権利はない!というのも違う
と思います。
というか、敗者は勝者を立派には扱いませんしね。
やはり、人間としてどう扱われ評価されたいのか?を考えれば、この
結論にたどり着くのは必然かな~と思います。

■気になった点

・その会社が自社のどの活動を競争優位の源泉と考えているかは、
 各活動に対する保護の手厚さを観ればわかる。

・自分の欲しいものをしるのは、消費者の仕事ではない。

・成功した人が幸せになるのではなく、幸せな人が成功する

・メンタルヘルスの患者が多い会社は社員全体の収益性や生産性
 も低くなっている。

・日常から、個人は善行を上司や同僚に隠すのに、かなりの労力
 を使っている。なぜならば、「まともに理解してもらえない」
 と考えるからだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本:ビジネス
感想投稿日 : 2015年3月1日
読了日 : 2015年3月1日
本棚登録日 : 2015年3月1日

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