青い鳥文庫のような児童文学好きにはたまらない一冊。
私もとても大好きな一冊になりました。
目立つ外見と名前のせいで、幼い頃から好奇の目にさらされてきたダイアナと、両親に大切に守られ、狭い世界の中で疑うことを知らずに生きてきた彩子。
唯一の共通の趣味である読書を通じて親友になった2人。
彼女たちは、それぞれ自由な世界に放たれた後、全く異なる人生を歩んでいくことになります。
私は彩子の人生にとても強く共感しました。
ダイアナのような生き方に憧れていても、なかなか1人で飛び出すことができない。
彩子が大学へ入った後のエピソードは読んでいて辛かった。
無理をして周りに馴染もうとしても、後に残るのは虚しさだけで、本当の友達などできないのですね。
でも物語のラストは2人の未来に希望を持たせるもので、本当に良かったと思います。
柚木麻子さん、、同じ学部なんですね!感激です。
また母が『赤毛のアン』のファンで、ちょうど全シリーズ家にあるので、今度読んでみたいと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月19日
- 読了日 : 2022年2月19日
- 本棚登録日 : 2022年2月5日
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