本屋さんのダイアナ

著者 :
  • 新潮社 (2014年4月22日発売)
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本棚登録 : 5337
感想 : 683
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青い鳥文庫のような児童文学好きにはたまらない一冊。
私もとても大好きな一冊になりました。

目立つ外見と名前のせいで、幼い頃から好奇の目にさらされてきたダイアナと、両親に大切に守られ、狭い世界の中で疑うことを知らずに生きてきた彩子。
唯一の共通の趣味である読書を通じて親友になった2人。
彼女たちは、それぞれ自由な世界に放たれた後、全く異なる人生を歩んでいくことになります。

私は彩子の人生にとても強く共感しました。
ダイアナのような生き方に憧れていても、なかなか1人で飛び出すことができない。
彩子が大学へ入った後のエピソードは読んでいて辛かった。
無理をして周りに馴染もうとしても、後に残るのは虚しさだけで、本当の友達などできないのですね。

でも物語のラストは2人の未来に希望を持たせるもので、本当に良かったと思います。

柚木麻子さん、、同じ学部なんですね!感激です。
また母が『赤毛のアン』のファンで、ちょうど全シリーズ家にあるので、今度読んでみたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月19日
読了日 : 2022年2月19日
本棚登録日 : 2022年2月5日

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