家族や親しい人の死をテーマにした短編連作小説。余命を宣告された妻を見送る夫、その2人の息子のストーリーを「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の3編にわたって描くほか、文藝春秋に掲載された4つの短編が収録されている。
初めて重松清を読む人でも読みやすい内容。人の死とどう向き合い、どう受け入れるのか。その人の級友、友だち、家族、親…それぞれの目線からの視点で描かれています。
「その日のあとで」では、今までの話で登場した人も出てきて、その人のその後を知ることができました。
読みやすいだけに話の展開が分かってしまい、少し退屈に感じてしまいました。等身大の登場人物を見ていると、自分はこんなに綺麗で素直な気持ちになれるかな?と冷めてしまう部分がありました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月31日
- 読了日 : 2023年5月31日
- 本棚登録日 : 2023年4月23日
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