月舟町三部作の完結編。
映画館で飼われている犬・ジャンゴの視点から月舟町の人々の様子が伝わってくる。そして、シリーズで登場していた今までの人たちがすべてつながった形に。
月舟町の人たちはみんな優しくて、穏やかに暮らしているけれど、自分たちがどうしたいのかを悩んでいる。最後にはどうしたいのか、なぜそう思うのかということを発見していく。読んでいて励まされました。
ジャンゴも様々な思いを抱えて、人間たちが悩む姿にはらはらさせられながら、プライドを持って生きている姿が、賢くもあり、かわいい。
月舟町に私も住みたいと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年5月31日
- 読了日 : 2015年5月23日
- 本棚登録日 : 2015年5月23日
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