家康の財産は、秀吉に負けなかったということにあると思う。その事が、秀吉も遠慮をした実力者としての立場を作り上げた。
長く続いた、閉鎖的な江戸幕府が、よい面よりも、悪い面の方が多いのでは?という考えは面白い。鎖国のおかげで、世界の流れから取り残されたが、日本国内で独特の世界観が純粋培養されたという見方もできる。
ただ、閉鎖的で、変化を嫌う組織を造り上げ、その幕末に、黎明期には礎でもあった三河の家来の子孫が、幕末には全く戦力にならず、幕府初期に冷淡に扱われた外様藩に、やられてしまうのは、歴史の妙という他にない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年1月3日
- 読了日 : 2014年1月3日
- 本棚登録日 : 2014年1月3日
みんなの感想をみる