ケネディが、そしてのちにジョンソンも学ぶように、軍部はいったん敷居をまたがせると、一筋縄では言うことを聞く相手ではなかった。その後あらゆる時点で、軍部による見通しは誤りを犯したが、そのことで遠慮をするような軍部ではなかった。普通ならば、彼らは信用を失い、その圧力も減退していくものと考えられるのだが、軍部については事は逆転であった。圧力はむしろ高まり、要員、兵器、攻撃目標すべてについて要求は増大していった。核兵器の使用に至らぬ限り、軍部のツケはすべて文官に回されるのである。
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- 感想投稿日 : 2017年1月29日
- 読了日 : 2017年1月29日
- 本棚登録日 : 2017年1月8日
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