双頭の悪魔 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-3)

著者 :
  • 東京創元社 (1999年4月21日発売)
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感想 : 388
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木更村と夏森村。
二つの別々の村で起きた別々の事件。
唯一繋がる橋を落として無関係かに見せた事件に繋がりを見せた有栖川先生の技術にただただ感服。
月光ゲーム以来のEMCフルメンバーにテンションがあがる。今回はマリアもいるしね。
ただやはりというか、メンバーを分断することは忘れない。全員揃う日は来るのか。
マリアの語り部はいいなあ。まだまだ女性というよりは少女といった心の揺れ方にいちいち共感してしまう。そういえば始まりは父親の捜索願からのスタートだったけれど、最後はそんなことは忘れていたな。次作で拾われるのだろうか。
犯人について月光、孤島では潔く犯行を認めた犯人たちとは違い、最後までシラを切り続ける犯人に少し嫌気がさした。それまではとても好印象だっただけに尚更。悪魔。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2023年11月
感想投稿日 : 2023年11月1日
読了日 : 2023年11月1日
本棚登録日 : 2023年11月1日

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