三十九夜 [DVD] FRT-141

監督 : アルフレッド・ヒッチコック 
出演 : ペギー・アシュクロフト  マデリーン・キャロル  ロバート・ドーナット  ルッチー・マンハイム  ゴッドフレー・タール 
  • ファーストトレーディング
3.26
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本棚登録 : 35
感想 : 6

ヒッチコックによるイギリス時代のサスペンス。国家機密を握るエージェントの女性を助けた主人公=ハネイは、彼女を暗殺したスパイ組織と警察に追われることになる。現代では信憑性が薄れるが、当時はスパイというのはバリバリ活動していた。今現在ではインテリジェンスみたいな感じで恰好よく呼ばれたりしているようだけれども。

とりあえず、序盤でハネイが電車の中を逃げ回っているときに、客室に飛び込み無理やり女性にキスをしてその場をやり過ごし助けてくれと懇願するシーンがあった。女性には嫌だと断られ、捕まりかけるがそのまま脱走し、ハネイ以外はストーリーから締め出される。あの、女性きれいだったけどな、と思っていたら後半で再登場し、ストーリーに華を添えてくれる。検問の張り方とかが当時の時代を反映していて面白かったけれど、多分当時でも殺人の容疑者が逃げ惑っていたら撃ち殺されるのじゃないかなとは思ってしまった。外国ってそういうところあるから怖ろしいけれどそうしないと被害者が出たりもするから難しいですね。機密文書を持ち出すとばれるから、記憶力の良い男に記憶させておくだとか、機密内容が空軍の新型の飛行機のエンジン音を無音にできるだとかがいまいちぴんとこないが、各国が戦争を控えているときに無音のエンジンでこられたら、レーダーで捉えない限りはその存在が確かめられないし当時そういう技術があったのかは怪しいので確かにそれはそれで十代だったのだろうなと感じる。ある意味平和ボケしているところがあるからどことなくこのストーリーはついていきづらいところもあるがこれはこれで秀逸な作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 外国映画(古典)
感想投稿日 : 2013年3月20日
読了日 : 2013年3月20日
本棚登録日 : 2013年3月20日

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