のぼうの城 上 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館 (2010年10月11日発売)
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2009年の本屋大賞2位の作品です(1位は湊かなえの告白です)。映画が公開される前に原作を読んでしまおうという魂胆です。時代は戦国時代です。秀吉が天下を治めるべく小田原を攻めた時、石田三成は秀吉の命で忍城を攻めました。その戦が舞台です。

物語は城主成田長親側をメインにして進みます。のぼうとはでくのぼうであり、成田長親の愛称です。でも有能な部下や農民達を不思議な魅力で纏め上げる(?)。そんな能力があるのかな。三成との戦ですが、兵力(20,000越 vs 3000位)では圧倒的に不利ですが、各武将が奮闘するシーンがかなりヒーロー的で爽快感が味わえます。『ジェネラル・ルージュの凱旋』の速水的な爽快感なんだぁ!!個人的には結構好きかも。初の歴史物でしたが、結構読みやすい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫本
感想投稿日 : 2020年5月2日
読了日 : 2010年10月31日
本棚登録日 : 2010年10月31日

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