10年以上本棚で埃を被ったままになっていた一冊。陸軍の青年将校たちが起こしたクーデターから87年の「2•26」を迎える前にと一念発起。SF大賞受賞&直木賞候補作、しかも題材は二・二六事件。骨太の歴史改変ものかと思いきや、やけに軽いタッチのSF×恋愛×ミステリーで正直拍子抜けした。語り手たる主人公に共感しづらいとか、無駄に長いとかいうのはあったけれど、終盤のまとめ方はさすがというか「ズルをしない時間旅行」という概念には好感が持てた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・評論・小説
- 感想投稿日 : 2023年2月25日
- 読了日 : 2023年2月25日
- 本棚登録日 : 2023年2月25日
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