蒲生邸事件 (文春文庫 み 17-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年10月6日発売)
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10年以上本棚で埃を被ったままになっていた一冊。陸軍の青年将校たちが起こしたクーデターから87年の「2•26」を迎える前にと一念発起。SF大賞受賞&直木賞候補作、しかも題材は二・二六事件。骨太の歴史改変ものかと思いきや、やけに軽いタッチのSF×恋愛×ミステリーで正直拍子抜けした。語り手たる主人公に共感しづらいとか、無駄に長いとかいうのはあったけれど、終盤のまとめ方はさすがというか「ズルをしない時間旅行」という概念には好感が持てた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学・評論・小説
感想投稿日 : 2023年2月25日
読了日 : 2023年2月25日
本棚登録日 : 2023年2月25日

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