月光の誘惑

著者 :
  • 新潮社 (2014年1月22日発売)
3.11
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本棚登録 : 101
感想 : 18

外から見ると、幸せそうに見える家庭でさえ、人には知られたくない事情があるだろうと、思う。

しかし、赤川次郎氏の最近の本は、不倫、妊娠、自殺等が、当たり前になって来ているように思える。

小説を複雑にしようとしているのか?
若い学生たちが、好んで赤川次郎氏の小説を読むのに、もう少し、簡単に自殺する様な安易な流れで、小説を構成して欲しくないと、思う。

今回の小説は、長女の美紀が、損な立ち回りである。
自分は自殺しようとして、反対に、1歳7カ月のアンナのこの母親になってしまう。
彼氏はいるが、それも、妹に寝取られてしまう。
結婚もしないのに、学生で、自分の身を挺して、赤の他人の子を育てるし、父親の不倫相手にも、父親の葬儀え、つらい目をし、実母の睡眠薬自殺から認知症の病院の世話まで、、、、

まだ、この後の事は描かれていないが、、、、恋人と妹の子の出産、娘の留学、その金銭負担、母親の看護迄しないといけないのは、、、、少しつらい設定ではないだろうか?と、先読みしてしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年5月4日
読了日 : 2016年5月4日
本棚登録日 : 2016年5月4日

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