「言葉」の有限性や言語の障壁等の問題について思いを巡らせる話。著者のイラスト付。エッセイというより流れれるまま言葉を綴った誰かのおしゃべり。つられてこちらも色々考えてしまう。総ルビなのにもこだわりを感じる。
「目指せマルチリンガル」みたいな本かと思ったが、エスペラント語をかじる話があるくらいで語学の重要性云々等の話はない。著者の興味はあくまで「他者の思考」にあるようだ。
遠い時間の彼方から誰かの思考が伝わってきたときの興奮には共感。
著者は小林司・東山あかねご夫妻の娘さんですよね。小林司さんがかつて著書で「娘は習ってすぐエスペラントが話せるようになった!」と書いていらしたのに鑑みると、エスペラントのお話は随分ご謙遜して書かれてるような…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2016年11月3日
- 読了日 : 2014年8月
- 本棚登録日 : 2014年8月29日
みんなの感想をみる