逆説の日本史7 中世王権編(小学館文庫): 太平記と南北朝の謎 (小学館文庫 R い- 1-7)

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  • 小学館 (2003年2月6日発売)
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1300年代初頭から1400年代中盤にかけての室町時代前期、南北朝時代についての巻である。
太平記のタイトルに込められた作者の後醍醐に対する批判や、22巻を境に作者と思想が変わっていただろうとする井沢氏の持論には説得力がある。
足利義教が目指した権力集中政策(恐怖政治)については、本書で初めて知った。歴史教育の中でもっと協調されてよい事柄である。

目次
第1章 尊氏対後醍醐編
第2章 「太平記」に関する小論編
第3章 尊氏対直義編
第4章 「日本国王」足利義満の野望編
第5章 「恐怖の魔王」足利義教編

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2012年5月1日
読了日 : 2012年5月1日
本棚登録日 : 2012年5月1日

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