「レエ、オグロアラダ、ロゴ…」ホラー作家の道尾が、旅先の白峠村の河原で耳にした無気味な声。その言葉の真の意味に気づいた道尾は東京に逃げ戻り、「霊現象探求所」を構える友人・真備のもとを訪れた。そこで見たのは、被写体の背中に二つの眼が写る4枚の心霊写真だった。しかも、すべてが白峠村周辺で撮影され、後に彼らは全員が自殺しているという。道尾は真相を求めて、真備と助手の北見とともに再び白峠村に向かうが…。未解決の児童連続失踪事件。自殺者の背中に現れた眼。白峠村に伝わる「天狗伝説」。血塗られた過去に根差した、悲愴な事件の真実とは?第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作(amazonより抜粋)
一言で言うと・・・「長いッ」いくら読んでも終わりが見えない。
二段構成の文章は本当に長いです。
ミステリーとホラーが絶妙に絡み合って、構成としてはとっても面白い。
これが初めての小説かと思うと感嘆してしまいます。
特に最後の盛り上げ方はよかったです。
ただやっぱりそれまでの序章が長くてつまらないです。
これがどんな伏線になるんだろう。
って期待するんですが、「あ、それで終わり?」と残念な気持ちになったり。
あとから実はこうだったんだという件はちょっと好きじゃない。
でもシリーズ化しているだけあって、面白いとは思いますが、ちょっと意気込んで読まないとダラダラ読んでしまうかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2011年に読んだ小説
- 感想投稿日 : 2011年3月7日
- 読了日 : 2011年3月14日
- 本棚登録日 : 2011年3月7日
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