第2集からわずか半年で第3集がでたのは驚き。文化庁メディア芸術祭で大賞とったし、ユリイカで特集したしで、着々と支持を広げている印象。
第3集は中編ふたつと、新聞記事に模した短編ひとつ。いままでの第1集第2集に比べて、格段に読みやすくなった。これまでは行間の読み方から、テンポの取り方から、日本の漫画とは相当違った読みにくさがあったのだが、今回はそういうのがあまりない。バンド・デ・シネっぽさは少し薄いかなって気もするが、ふつうの日本の漫画と同じような気持ちで読むことができるし、画の半端ない美しさは今作でも変わらない。
お値段は張るものの、毎回これだけ素晴らしい作品というのはそうそうありません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2013年4月8日
- 読了日 : 2013年4月7日
- 本棚登録日 : 2013年4月7日
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