ゆるす/ゆるされる、に関する4編。
紆余曲折を経て、いろいろなことを考え、そして落ち着いていくお話。
まゆみのマーチ。
まゆみちゃんはいい子だ。
本当に純真で、いい子なんです。結果として周りの人たちを明るくしていたはず。
でも、先生の一言、行動で変わってしまう。いい子だからなおさら悲しい。
大人は軽い気持ちで行動を起こしているのかもしれないけれど、本人にとっては一生消えない傷になってしまった。
罪深いのはまゆみちゃんではなく、おとなだ。
追伸。
お母さんだったらどう思うとおもう? 目をつぶって考えてみて。
とてもいいアドバイスだ。
感情的になっているから、冷静に考えられないのだろうけれど、答えとしての選択肢はほとんどないはず。よく考えたらわかる。
結果としてもう取り返しのつかない年月が経ってしまっている。
最期に後悔したくないものですね。
とてもいいお話でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年3月23日
- 読了日 : 2021年3月23日
- 本棚登録日 : 2021年3月20日
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