ミライさんの感想・レビュー

サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫 こ 1-1-1)

著者 : 河野裕

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年5月30日発売)

【再読】

全体的に淡い印象。大きな話をしているようで、でもそれは狭い世界での話で。まわりくどく言っているけど、結局何が重要なことなの？という感じ。でも、この作品のこと嫌いじゃないのは、多分読んでいくうちに何が言いたいのか分かってくるから。よく分からないことをごちゃごちゃ言うだけ言ってそのままぽーい！とされるのが一番苦手なので…。
でも「～だった。…だけれど。」という文章が多いように感じて、そこは少し気になった。まわりくどいのは慣れてくるけど、この文章は引っかかったかな。あと主人公の達観した感じも好きになれない。ストーリー上必要な部分ではあると思うから悪いとは言わないけど、個人的な好みの問題。
まだ明かされていない部分も多いので、次も期待。野ノ尾さんとか、また出てくるのかな？

感想投稿日 : 2016年5月26日

読了日 : 2016年5月26日

本棚登録日 : 2016年5月26日