伊達家や上杉家と接しながら、乱世の奥州を生き抜いた、義光。
伊達政宗の伯父であり、衰退していた最上家を盛り返した、その軌跡をえがく。
戦を嫌い、民が安んじて暮らせることを望む。
乱世の当主らしからぬ、義光の人柄が魅力的だった。
だからこそ支えようとする、家臣たちとの関係もいい。
最上家の苦闘の歴史が細かく描かれ、よく知ることができた。
彼らに共感できたからこそ、最後はやるせない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
古典/時代小説/歴史小説
- 感想投稿日 : 2019年7月6日
- 読了日 : 2019年7月6日
- 本棚登録日 : 2019年7月6日
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