北天に楽土あり: 最上義光伝 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店 (2015年10月9日発売)
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感想 : 15
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伊達家や上杉家と接しながら、乱世の奥州を生き抜いた、義光。
伊達政宗の伯父であり、衰退していた最上家を盛り返した、その軌跡をえがく。

戦を嫌い、民が安んじて暮らせることを望む。
乱世の当主らしからぬ、義光の人柄が魅力的だった。
だからこそ支えようとする、家臣たちとの関係もいい。

最上家の苦闘の歴史が細かく描かれ、よく知ることができた。
彼らに共感できたからこそ、最後はやるせない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典/時代小説/歴史小説
感想投稿日 : 2019年7月6日
読了日 : 2019年7月6日
本棚登録日 : 2019年7月6日

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