ムーン・パレス (新潮文庫)

  • 新潮社 (1997年9月30日発売)
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本棚登録 : 4204
感想 : 400
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「エンターテイメント」って、結局、何?
そう悩んでいた時に出会った一冊です。
ポールの三作目が、「鍵のかかった部屋」。
本国では、どうか知りませんが、日本では、四作目の翻訳だったと思います。
ご本人も、初めて、エンターテイメントということを意識したとか。「鍵のかかった部屋」と「ムーン・パレス」を読み比べてみて下さい。それが、「エンターテイメント」性というものです。と、私は思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月23日
読了日 : -
本棚登録日 : 2023年2月23日

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コメント 4件

workmaさんのコメント
2023/02/27

kotonecchiさん
はじめまして。

最近の外国の小説は あまり読んでないのですが、あなたの書評「エンターテイメントとは何?」
というメッセージに惹かれました。そして、あらためて「エンターテイメントとはなんぞや?」
と自問しました。
今は読まなきゃならない本があるので、それらが落ち着いたとき、タイミングが合えば読み比べてみたいと思います(ФωФ)

kotonecchiさんのコメント
2023/02/27

workmaさん、はじめまして。
ありがとうございます。
この本棚は、私が「カクヨム」で連載している「小説の技法~私の書き方」と言う創作論の資料に挙げた本を読者の方が参考にできるようにと作ったものです。ですから、本当に、「書くために」と言う観点でしかレビューを書いていません(元物書きでした。今、復帰活動中です)。生意気でごめんなさいね。

ですが、この二作の読み比べは、私自身、いきなり腑に落ちたものだったので本当に面白いです。私も本棚覗かせて頂きます。コメントありがとうございました。

workmaさんのコメント
2023/02/27

教育の仕事をしているので、「ある事象があったとして、それを こどもに興味を持ってもらうにはどうしたらいいかな?」「効果的な方法はどれかな?」という思考だったり分析だったり…とかは、読書や映画などの「エンターテイメント」見ていて参考になります。なので、そういう観点でポール・オースター作品読んでみたいな~と思いました。情報をありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

kotonecchiさんのコメント
2023/02/28

こちらこそ、お役に立てたなら嬉しいです。ありがとうございました^^

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