進撃の巨人(8) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2012年8月9日発売)
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本棚登録 : 5967
感想 : 205
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「女型の巨人」捕獲失敗により、調査兵団の権威は失墜。エレンの身柄は憲兵団の手に渡ることとなった。それを阻止しようと画策するアルミンは、憲兵団に所属しているアニを頼るが──。

腐り切った憲兵団の実情。それを正そうと張り切るマルロ、冷やかすヒッチ。そこに訓練兵たちの姿を見てきたアニが声をかけるシーンは感慨深い。

「あんたの言うように本来 人間が皆 良い人であればこの組織はこんなに腐ってないでしょ?この組織の仕組みが人間の本質がよく表れるような構造になってるだけで だから…私は…ただ そうやって流されるような弱いヤツでも人間だと思われたいだけ……それだけ」

「全員が正しい人であることを前提とした仕組みに問題があるのなら 変わるべきは人じゃなくて…仕組み…の方…なのか?」

現実にも通じるセリフたちだよね。これがアルミンの「良い人は都合の良い人をそう呼んでいるだけのような気がするから」にも繋がってくる。

そして、暴かれた女型の巨人の正体!市街地での決戦へ!ミカサがエレンを戦いへと駆り立てる…というか詰めるシーンはもはや恐怖(笑) 決死の攻防の果て──アルミンの策がエレンとミカサの連携へと繋がり、女型の巨人は地に墜ちる。ここで一息つけるぞ!と思ったところに大スキャンダルですよ!世界をひっくり返すような展開をここで盛り込むとは。ハンジの怒りと、壁の中が未知になったという恐怖感が切ない。

ジャンが影武者は無理だろ!似てないし!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2023年3月20日
読了日 : 2023年3月20日
本棚登録日 : 2023年3月20日

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