封神演義 16 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社 (1999年8月4日発売)
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「だが私が本気を出した以上……仙人界は今日 滅亡する!!」
金鰲島の中枢、十天君・通天教主を撃破した崑崙山の仲間たち。しかし、それすらも聞仲の計画の内だった!崑崙と金鰲の戦争──双方の消滅。すべては愛する殷のために。

姿を見せる聞仲!崑崙十二仙や仲間たちも揃い、これは勝勢か?!なんて甘い幻想はあっけなくも打ち砕かれる。聞仲!この男は強すぎる!これまでの戦いなど児戯と言わんばかりのぶっ飛んだ物理攻撃おばけ。ここまで来た太公望たちですら、これは負けイベ?と錯覚してしまうほどのレベル差。

自分たちを犠牲にしても太公望を生かそうとした普賢たち。
みんなが生き残れるように──そう願いつつも、彼らの策を知りながら止めなかった太公望。
どちらもやさしさだった。ただ、何の犠牲もなく掴み取れる未来はなかったというだけなのだ。その未来や夢が大きければ大きいほど、懸けるものも大きくなるのだから。

それでも聞仲は倒れない!すべてを終わらせるため、元始天尊の元へと向かう。
「支配とは人を自分の色に染めるという事じゃからのう!おぬしは確かに純粋じゃよ聞仲 だが結果は妲己と同じように裏から殷を操る忌むべき存在となり果てておる!否定はできまい 己の思想で人間界を統治する真の支配者…それが おぬしの正体じゃ!!」
ここでぶった切る元始天尊がカッコよすぎる!さらに、宝貝・盤古旛の登場!ハンターハンターのネテロ会長とか、ガチで強いおじいちゃんが本気を出すの大好きなんだよなあ!

その一方で、暗躍する影。まだ謎はすべて明かされてはいないのだ。仙界が崩壊するほどの死闘の行方やいかに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年3月18日
読了日 : 2022年3月18日
本棚登録日 : 2022年3月18日

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