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さむらい残党録 維新の老剣鬼 (竹書房時代小説文庫)
- 牧秀彦
- 竹書房 / 2010年4月7日発売
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悪くはなかったのだけど、ちょっと軽いな。
もうちょっと話やキャラをあくどくしても良いとは思う。
文章はすごくうまいと思う。
2024年4月9日
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真昼の決闘 ( 日本語吹き替え ) DDC‐077 [DVD]
- フレッド・ジンネマン
- ARC / -
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リアリティに欠ける気はするが、これはチャンバラなのだからそんな事を言っても仕方ないというか、見方楽しみ方が違うのだと思う。
2024年3月4日
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ダンケルク [Blu-ray]
- クリストファー・ノーラン
- ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント / -
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まあまあ面白かったかな。
でもちょっとご都合主義だよな。
各場面は面白かったけど、第二次世界大戦ありがちというかドイツ軍が都合良すぎ。
歩兵が市街戦で追いかけられて海岸にたどり着けるぐらいなら、もうドイツ軍の前線が数キロというところまで迫っているのであり、ドイツ軍は海岸や埠頭に迫撃砲でも打ち込んだら終わりじゃないの?
ドイツ軍に制空権まで取られているわけなので、ドイツの飛行機は船を爆撃してスピットファイアとチャンバラしなくとも、観測だけして大砲撃てばいいじゃん。
というか、海岸に英仏軍が行列作って集まっているのだから、適当に砲弾を打ち込むだけでおしまいじゃない?
そしてそこに民間船が救助に来たのなら(略)
ダンケルクの撤退が史実として存在しなかったら、アホくさいファンタジーと捉えたと思う。
でも史実なのだからそこはそれ前提で見るしかない。
そこには、包囲殲滅を手控えたドイツ側の思惑があり、それをわかった上の英の駆け引きがあったのだと思う。
でもなんか、そういうの無しで「見ごたえのあるかっこいいシーン」ばっかり作って、ドイツなり戦略なり駆け引きなりはそのための雑コラになったように思う。
こういう作りをした映画は最後が締まらないみたいで、愛国じめになる。イップ・マンもマッハ2もこうだったな。アクション映画の作り方なんだろうね。
2024年3月1日
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反知性主義と新宗教 (イースト新書)
- 島田裕巳
- イースト・プレス / 2017年2月15日発売
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知識と知能で分けて反知性主義を知能に対する信頼というようにフレームを置いたのはいいのだが、トランプであれ新宗教であれ松下幸之助であれ佐藤優であれ、なんか寄せ集め感がある。
2024年3月1日
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ガンヒルの決斗 [DVD]
- ジョン・スタージェス
- パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン / -
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しょうもない映画ばっかり見ているので、昔の名作ならよかろうというので、名前を聞いたことのあるこれをみた。
うん。面白かった。
「あまりにも物事の解決を暴力に依存しすぎだ」「舞台となった時代ではなくてこの映画が作られた時代的にそれでいいのか?」という21世紀的なしょうもない感想は抱いたが、その感想は本当にしょうもなかろう。
カーク・ダグラス。名前は知っていたが格好いいな。
旧友クレイグのアンソニー・クイン。ものすごい格好いい。後ろ姿がとくにいい。
そういうおっさんたちの演技の格好良さに比べて、話はツメが甘いな。
「妻をレイプして殺した犯人は、親友の溺愛するバカ息子だった」という劇的な舞台設定に対して、カーク・ダグラスはすごい行き当たりばったりに行動しているし、アンソニー・クインも悩むなり決断するなりもうちょっとしゃんとしろよ。
心理劇に寄せるか、アクションに寄せるか、リアルタイム対戦の駆け引きに寄せるか、なんかもっとやりようがあったんじゃないの? って思う。
2024年2月26日
映画はあまりにもハズレが多いので、昔の映画黄金時代の白黒映画ならいいかと思い、アマプラで適当に選んでみてみた。司馬遼太郎が原作らしいし。
うーーーん。
まあ、、、、ギリギリ合格点。
面白いかつまらないかでいうとつまらない。
とくに脚本が悪い。合理性に欠ける。不自然だ。
だけど、チャンバラは良かった。石原裕次郎という有名な人に対して特に何の感情もないが、格好いいなって思った。
だけどなあ、やっぱりだめだよ。
「少人数で要塞を落とす」というドキドキする設定を用意しておきながら、それに至る必然性も薄いし、戦術的工夫もないし、カタルシスもない。まあ、ご都合主義だな。
映画の黄金期だからなのか、脚本以外のレベルが高いからなんとか見るに耐えるけど、ほんとギリギリ。
今の映画もしょうもないけど、昔の映画もしょうもないな。
2024年2月24日
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トップガン スペシャル・エディション [DVD]
- トニー・スコット
- パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン / -
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公開時は中学生とかだった。当時から有名な映画だった。最近続編(?)が出たこともあり、改めて見てみたけど、何が面白いんだこれ?
トム・クルーズを始め俳優さんの肉体は素晴らしい。ほれぼれする。飛行機も格好いい。でもそれだけ。シナリオと言うか物語が安っぽいにもほどがあるだろう。
なんでこれが今でも根強い人気を誇る名作扱いなのかわからん。
2024年2月6日
淡々としているが過不足のない書き方で、読みやすくて面白い。
2024年1月20日
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池田大作「権力者」の構造 (講談社+α文庫)
- 溝口敦
- 講談社 / 2005年9月20日発売
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読み応えはあったものの、池田大作に厳しすぎない? とは思う。
この本の書かれた時代が昭和50年代なので、色々生々しいのだけど、戦後も高度成長も歴史になりつつある今、もう一弾広いフレームのほしいところである。
2024年1月8日
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新版 古代天皇の誕生 (角川ソフィア文庫)
- 吉村武彦
- KADOKAWA / 2019年6月14日発売
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うーん、まあ、ちゃんと勉強する人にはいいのだろうな。
2024年1月1日
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人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス)
- 中川毅
- 講談社 / 2017年2月20日発売
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ブルーバックスは久しぶり。
すごく読みやすくて面白い。実証的だし。いい本だな。
2024年1月1日
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家康謀殺 (角川文庫)
- 伊東潤
- KADOKAWA / 2022年2月22日発売
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読み応えのある歴史小説。
この人の本にハズレ無しだ。
2023年12月5日
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伯爵夫人の肖像 (徳間文庫)
- 杉本苑子
- 徳間書店 / 2018年9月7日発売
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昔の作家もすばらしい。
いい物語だった。いいものを読んだ。
2023年12月1日
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ディスカヴァー文庫 滔々と紅 (本のサナギ賞受賞作)
- 志坂圭
- ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017年2月24日発売
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本のサナギ賞とか5万部とか微妙な帯の付いている本だったけど(本の帯というのもチャンネルを回すみたいな表現になってきたが)、でもこれはいい本だわ。というかすごく力量の作者さん。
2023年12月1日
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サリュート7 [DVD]
- クリム・シペンコ
- ポニーキャニオン / -
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1982年、ソ連の宇宙ステーションのサリュート7は故障し制御不能に陥った。地球の人口密集地に墜落すれば大災害になりかねず、撃墜してもスペースデブリとして宇宙開発を10年は遅らせてしまう。ちょうどこれを回収できるぐらいの能力を持つスペースシャトルチャレンジャー号の打ち上げ間近であり、ソ連宇宙開発局はギリギリの選択を迫られていた・・・
舞台設定からしてたまらない。
ソ連末期の1982年というのもいい。ソ連の非人道性、ソ連の近代性、ソ連の普遍性と人道性、そういったものを背景にしながら、ハリウッドライズされたロシア的・スラブ的な重苦しくて暑苦しい物語が続いていく。
どこでどう切り取っても私の好みだ。
私はそもそもサリュート7という事故を知らなかった。一応そういう事故は実際にあったらしい。脚色しているのは分かっているが、そんなものは別に構わないし、むしろウェルカムだ。
結末を知らないだけに、次々に襲いかかる極限の状況に、まさにハラハラ・ドキドキする。登場人物に思い切り感情移入もしている。
最初こそ、宇宙飛行士の夫が危険性の高い宇宙ミッションに参加することに反発する妻とか、生まれてくる子供と宇宙と以下略という身重の妻みたいなつまらない設定にちょっと危惧を抱いていたけど、中盤以降は気にならなくなった。
面白い! たまんないスラブの人情ウラー!
やっぱりロシアっていいよな!
・・・と思っていたのだけど、映画の最後で裏切られた。
「はい? なにこれ?」って。
いやいやいや、今までの物語上の制約条件的にこんな結末はだめじゃん。
そう思って、もともとの史実としてのサリュート7事件を検索してみてみた。そしたら、ぜんぜん違う。史実の服部半蔵とニンジャ・タートルズぐらい違う。
なんだこれ?
いやね、史実に基づいた映画が史実そのものを再現しろと言うつもりはない。演出も誇張もしてくれてもいい。そもそも嘘をつくための材料として史実を持ってきているのであり、うまく騙させてくれるのならば、元の出来事の真実性なんかどうでもいい。
でもそれにしたって限度ってものがあるだろう。
天使の光を見たかどうかとか、身重の妻がいるかとか、それが演出でもいい。
主人公たちの個人的な葛藤はドラマにおいて大切だからいいと思う。
まあ、ここは許容範囲だ。
墜落したら地球規模の災害。アメリカとの宇宙開発レースの葛藤。国家上層部からのプレッシャー。それぞれないわけではないだろうけど強調し過ぎだと見ながら思ったが、ないわけではないだけにその時はプレッシャーだっただろうし、緊急時ほど主観的な要素が入るから、そこでドラマを作るのはいい。
当時の技術的な限界。ここが大切だ。丸木舟なら1mの波でも生死に関わるが、今のフェリーに乗っていたらこれは小凪だ。でも生死に関わる大波にいかにして戦うかは昔も今も関係ないわけで、もしいま2000年前の航海を映画化するのならば、そこは今のフェリーにしか乗ったことのない観客を騙さなくてはいけない。元寇とか遣唐使とかを映画にするのなら本当にそうかもね。
それでいうと、この映画としてのサリュート7は、その映画の中だけで通じる制約条件をどんどん釣り上げていき、そして最後にそれをすてて逃げた。
こんなひどい裏切りは見たことがない。
当初の世界観とか、前半で作り上げてきたその世界のお約束が回収できずに、後半でグダグダになっている映画はある。というかそんなのばっかり見てきた。
それでもそれなりに嘘のつじつまを合わせようとして、それなりに頑張ってはいたよ。私がたびたび批判してる韓国映画だって、つじつまを合わせられなくなったらアイゴー!アボジー!って泣きわめいているけど、逆に言うと、手段はともあ...
2023年9月16日
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ハドソン川の奇跡 [DVD]
- クリント・イーストウッド
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面白かった。やっぱりアメリカ映画だな。安定して見られる。
本人も言ってた通り、発生から解決まで200秒の事件だ。
それをうまいこと映画にして、そして弛ませないし、違和感も感じさせない。
俳優の演技と、史実そのものにしか見えない映像と、感情とハラハラ・ドキドキを没入させるシナリオで、ぐいっと引き込まれる。
面白かったし、見てよかった。
誰にでも勧められる、ザ・アメリカって映画だ。
ザ・アメリカねえ。
この映画にそんな皮肉なレッテルを貼るのは間違っていると自分で思うよ。それは違うって。
でもどういえばいいのか、その、わかんねえ。
2023年9月15日
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ブラザーフッド プレミアム・エディション [DVD]
- カン・ジェギュ
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私はどうも韓国映画とは相性が悪いみたいだ。
今回もつまらなかった。というか白けた。
有名な映画なのでネタバレはいいだろう。
朝鮮戦争で洛東江まで追い込まれていたとき、結婚している靴職人の兄と高校生の弟は街角で強制徴兵されてしまう。
家族から出兵するのは一人が原則で、勲章を取れば弟を除隊させてやると大隊長に言われて、超人的に戦う兄。
戦線がソウル、平壌、中国国境と北に伸びるに従って兄は軍功を上げついに勲章を授与されるが、弟はそんな兄を心配や気後れから重荷に感じ始め、ついには兄は勲章のためにおかしくなったと兄弟は決裂。
中国軍の参戦で戦線が押し返され韓国軍が広報に撤退すると、兄の妻は保導連盟に参加していたとして義姉に会いに来た弟の目の前で処刑されてしまう。それをきいた兄は北朝鮮に逃亡。北朝鮮軍の突撃隊長みたいになっている。停戦交渉中の37度線を巡る高地線で兄弟は敵味方として激突。
面白そうなプロットだと思う。兄弟の絆をベースに、朝鮮戦争の前線の変化をそのままなぞりながらドラマが進んでいく。
そして、迫力のある戦闘シーンに、うまい演技、キレの良いカット。
そうなんだけどさ、詰め込み過ぎなのよ。
詰め込みすぎてあちこち破綻している。その破綻を説得力のある事実や出来事で躱すのではなく、ただひたすら大の男が泣きわめく。暑苦しいし白ける。
結局いつもの「アイゴー! アボジー!」だよ。
冒頭は、弟が街角で徴兵のために強制連行されるところから始まる。それを見ながら、いくら釜山まで追い込まれたあの局面でも、そういう徴兵の仕方をするものなのかねえ、とは思ったし、似たような話を知っているので不安に思ったが、まあ韓国人が見て違和感を感じなければOKだろうと思った。
洛東江戦線。
北から攻められ南からは下がれば殺すと言われ死地に置かれる兵隊たち。同胞が殺し合いをしながら「思想がそんなに大切か!」と吐き捨てる。
いやほんとそうだ。
「日帝のころは国のために戦い、今度は思想のために戦う」と続ける。
ん?
・・・まあいいや。そういう映画じゃないはずだし。
勲章云々の話を聞いた兄は、敵兵に包囲された状況で逆に正面突破するという関ケ原の島津軍のようなことを提案し、周囲もそうだそうだと同意。
軍隊ってそういう動き方するの?
的に包囲されたその局面であっても、その局面だからこそ、指揮官が斥候を放って情報を集め、決断し、その命令に兵隊が服するものなんじゃないのか?
私は軍隊のことなんか知らないし、韓国には徴兵制もあるわけだし、その韓国人が見て違和感がなければ演出ということでありなんだろう、たぶん。
北上していく。
あいかわらず指揮命令系統があるのかこの軍隊は、と思う。スポ根だよな。弱小校が甲子園に出てみたいな感じの。やけにみんな身ぎれいで装備もいいし、アクションじゃなくてシナリオや演出がゲームっぽい。
北の捕虜ゲット。かつての靴職人仲間だった。
いや、こいつ誰だよ。
反転して保導連盟。この話いるか?
そして兄が寝返ったあとの高地戦。
正直なところ、兄が寝返るに至った経緯が分からないので、この人がなんでこうしているの分からない。弟とのすれ違いに加えて、保導連盟に妻を殺され逆上したのかなと推測するが、それも無理のありすぎる話で、そうならそうでちゃんと話を組み立ててもらわないと。泣きわめてただけでこの展開は無理だよ。
すっかり白けちゃったんで、最後の涙の兄弟の再開はあほらしいから早く終われとしか思わなかった。戦いそのものも無茶苦茶だし。
まあ、私は合わないんだろうな。
面白い人は面白いんだろうし。
ヤクザ映画ならこれでいいのかもしれないし。
でも、韓国映画ってなまじプロ...
2023年9月14日
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冬のライオン〈デジタルニューマスター版〉[日本語字幕入り] [DVD]
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昔衛星放送で途中から見て、それですごく面白かった覚えがあったので、Amazon Primeでレンタルして視聴。
やっぱり面白い。話が面白いし役者もいい。映像もきれい。
2023年9月5日
確か司馬遼太郎だったと思うが、明智光秀が足利義昭を奈良の寺からおぶって脱出させる描写があって、「いやそんなんじゃだめだろ」と思ったことがあるが、その程度の知識しかないこのあたりのこと。
面白かったな。
2023年9月1日
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パッチギ ! スタンダード・エディション [DVD]
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映画としては普通におもしろかった。
そうなんだけどねえ、暴力の描き方が不統一で、納得できないなという後味は残った。
暴力というのは、スカッとするところや、躍動感を感じさせるところはある。その反面で悲惨であり、陰湿であり、どうしようもない。
そんなことは今さらことさらに上から言うことではないのだけど、どっちの路線で行くのかは統一してほしかった。
冒頭のバス横倒しにしてもボーリング場での喧嘩にしても、スカッとして躍動感を感じる。それはそれでいい。本当にこんなことしたら死人が出るよなと思うが、そういうところを言いたいわけじゃない。そうならそれで通してくれよ。途中から人が死んで、さも悲しくつらいことがあったように書くのは、ちょっと話が違う。
「それおかしくね?」と思ってたら、朝鮮人の葬式に日本人は出てくるなとか、生駒山のトンネルで何があったか知っているのかとか、良くわからない方向の誤魔化し方をしている。それとこれとは違うだろう。
最後のイムジン河に合わせて鴨川で戦うのはいいのだけど、これ日朝間で対立がエスカレートするってそういう話だったっけ? そうならそうでいいけど、前半で喧嘩をコミカルなスカッと爽快方向で描いているので、そういうエスカレーションは説明ができていない。
それと、妊娠と出産は話がズレているので、余分だったと思う。
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辻褄が合わなくなると泣いて喚いて色んな要素をぶちこんでごちゃごちゃにして誤魔化している。
韓国映画はいつも同じだ。シルミドもタクシードライバーもこうだった。
結局、こういうことなのだろう。
つまり、話の前半で色々な要素をぶちこんで大風呂敷を広げる。そして話の後半でそれが回収できなくなる。
話の前半で話をひろげて、予算も全部使ったので、今さら話の後半を現実にあわせて変えますとは言えない。
あとは現場でなんとかしてね。
上が逃げる。現場が泣いてわめいて誤魔化す。
韓国はそういう社会なんだろうし、他の韓国映画を見る限りそうとしか思えない。
日本映画は知らないが、日本社会も似たようなものだ。
そしてその狭間にある在日社会がこの映画か。
2023年9月1日