キャッチャ-・イン・ザ・ライ

  • 白水社 (2006年4月1日発売)
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サリンジャーが亡くなったのを機に、その報を聞いた週末で一気に読みました。 野崎訳は読んでいたので、春樹訳で。

野崎訳を読んだときって学生の頃だったので、 その頃とは気持ちが全然違うのは確か。 ホールデンのことを青いなと思うのは当然です。 でも、それでもどこか共感してしまうんですよね。

サリーとの無意味なデートにしたって、 フィービーとのお忍び会話にしたって、 アントリーニ先生の優しい言葉にしたって、 息が詰まるほどグッと来てしまうんです。

大人になっても未成熟な僕らに、 いつまでも過ぎ去った青春を思い出させてくれる。 読み直してみて、やっぱり傑作だと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2010年4月11日
読了日 : 2010年2月2日
本棚登録日 : 2010年2月2日

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