サリンジャーが亡くなったのを機に、その報を聞いた週末で一気に読みました。 野崎訳は読んでいたので、春樹訳で。
野崎訳を読んだときって学生の頃だったので、 その頃とは気持ちが全然違うのは確か。 ホールデンのことを青いなと思うのは当然です。 でも、それでもどこか共感してしまうんですよね。
サリーとの無意味なデートにしたって、 フィービーとのお忍び会話にしたって、 アントリーニ先生の優しい言葉にしたって、 息が詰まるほどグッと来てしまうんです。
大人になっても未成熟な僕らに、 いつまでも過ぎ去った青春を思い出させてくれる。 読み直してみて、やっぱり傑作だと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2010年4月11日
- 読了日 : 2010年2月2日
- 本棚登録日 : 2010年2月2日
みんなの感想をみる