主人公の「ちーちゃん」が虚弱体質で生まれてきたことをきっかけに、マイナーな宗教(仏教やらキリスト教やらではない)にハマった両親。他人から見ると、怪しい宗教にハマっている一家、ということになる。しかも、ちーちゃんの姉はこの状況を嫌って家出をし、行方不明という状況だ。親戚からも、距離を置かれたり、または「目を覚まさせよう」という働きかけを受けたりしている。でも、一見特異な状況にあるちーちゃんは「普通」の子で、ごく自然体で、両親を愛している。
親戚が心配をするのは当然だし、親切かとも思うけれども、本当に彼らは「異常」なんだろうか?こういう宗教は「悪」なんだろうか?
とても読み易く、サクサク読めてしまったが、ずっしりと心に留まる一作だと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
子供、家族
- 感想投稿日 : 2017年9月27日
- 読了日 : 2017年9月27日
- 本棚登録日 : 2017年6月7日
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