この文章を書いている時点(2022年)では、評価が難しい。
どの巻も、もっと細かく言えばどの章も、内容が濃く、読み応えがある。もし「インターネット学会」なるものがあったとするなら、その学会誌の特集はこうなったであろう、と、想像される。
ただし、刊行されたのが2015年であり、当然のことながらそれ以降の技術の進歩、社会状況の変化は反映されていない。また、現時点では、独立して購入できるのは第1巻のみで、それ以外の巻は合本でしか入手できなさそうである。
記述がやや古めであることを前提で、それでも興味のある巻もしくは章のみを読むのであれば、今でも充分に価値はある。しかし、そうでないのであれば、価格に見合う価値があるかは少々微妙である。
刊行当時であれば、間違いなく高評価をつけただろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コンピュータ・IT
- 感想投稿日 : 2022年7月17日
- 読了日 : 2022年7月17日
- 本棚登録日 : 2022年6月6日
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