心地よい疲労感の一冊。
1370ページに怯んでいたけれど、子年だから挑戦。
やっぱり一歩足を踏み入れたら戻れない、そんな世界観がたまらない。
修行、禅なんて凡人の自分には到底理解できない世界なんだけれど、所々でふと柔らかな言葉というか心にするりと忍び込んでくるような言葉が現れる瞬間が良かったな。
現状から出たい、出たくない、思い出したい、出したくないそんな人間心理もさりげなく表現されていた気がする。
結局、自分もずっとこの物語の檻にまんまと囚われていた時間。
無事に解き放たれた今、真っ先に包まれたのは心地よい疲労感。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月29日
- 読了日 : 2020年8月29日
- 本棚登録日 : 2020年8月29日
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コメント 2件
まことさんのコメント
2020/08/29
くるたんさんのコメント
2020/08/29