文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2001年9月6日発売)
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本棚登録 : 7766
感想 : 623
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心地よい疲労感の一冊。

1370ページに怯んでいたけれど、子年だから挑戦。

やっぱり一歩足を踏み入れたら戻れない、そんな世界観がたまらない。

修行、禅なんて凡人の自分には到底理解できない世界なんだけれど、所々でふと柔らかな言葉というか心にするりと忍び込んでくるような言葉が現れる瞬間が良かったな。

現状から出たい、出たくない、思い出したい、出したくないそんな人間心理もさりげなく表現されていた気がする。

結局、自分もずっとこの物語の檻にまんまと囚われていた時間。
無事に解き放たれた今、真っ先に包まれたのは心地よい疲労感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月29日
読了日 : 2020年8月29日
本棚登録日 : 2020年8月29日

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コメント 2件

まことさんのコメント
2020/08/29

くるたんさん♪こんばんは。

凄ーい!!
1370ページもあったのですね!!
お疲れ様でした。
私はこの本だけ、最初の数ページを読んで積んでいます。
これ以前の京極堂シリーズは、図書館で借りたのでちゃんと読んだんだけど(^^;
確かに、この本の出だししかわからないけれど、禅とか、難しそうだったのは覚えています。
本当に凄いです!!パチパチ(手を叩く音)。

くるたんさんのコメント
2020/08/29

まことさん♪こんばんは♪

ありがとうございます〜♪
なんか読み始めたら止まらなくて…。
今年はネズミ年だし挑戦してみましたよ。

禅の世界は全くわからないけど、榎木津さん始めいつものメンバーが引っ張ってくれました♪
まだまだ長いシリーズ、どこまで読めるかな〜ドキ(ᕯᐤ⌂︎ᐤᕯ)ドキ

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