このタイトルしかない一冊。
こういう話には滅法弱い。
心への響きが涙腺へと綺麗に繋がった。
"竹馬の友"の二人の武士。
彼らの出会いから別れまでの物語は時に胸熱く、せつなく、時に不可解さを含み読ませてくれた。
人って、敢えて自分の背中、後ろを見ようとはしないもの。
それも前だけを見据える人生岐路の時はなおさらだ。
あの時、この時が伝わった瞬間の涙が初めて相手の人生も照らし、報われる瞬間だと思う。
読後はこのタイトルしかないと涙ながらに感じた。
袋とじはなくても良かったかな。
でもこれが追いチーズならぬ追い涙になったのは確か。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年8月4日
- 読了日 : 2023年8月4日
- 本棚登録日 : 2023年8月4日
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