ストーナー

  • 作品社 (2014年9月28日発売)
4.42
  • (243)
  • (110)
  • (52)
  • (3)
  • (4)
本棚登録 : 2617
感想 : 206
5

>
ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』読了。
この本に出会えて良かった。
最初の数頁を読んだだけで、迷わず買った。
普段、一冊の文庫本を買うのでさえも逡巡する自分が、3000円近くもするハードカバーを買うのは珍しい。
その判断、というか閃きは間違っていなかった。
本が好きで良かった。

明け方に読了し、読後の静かな興奮がさめないままtwitterにこのような文章を上げた。

ブクログで「ひさしぶりに読書の愉しみ、悦びを味わった」という趣旨の感想を述べている方がいらっしゃったが、僕もしみじみそう思う。
自分に能力がないことがもっともな理由だが、レビューを書いてしまうと『STONER』という小説に込められた魔法の湯気みたいなものが逃げてしまいそうで、どうしても書けない。

でも、この本に出会ってほしい。
書評やいろんな方の感想を目にして「ああ、こういう話なのね」とわかった気にならずに、まず本屋さんで表紙の手触りを感じてほしい。
本の神様からの霊感を信じて扉を開いてほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(海外)
感想投稿日 : 2015年9月26日
読了日 : 2015年9月26日
本棚登録日 : 2015年9月26日

みんなの感想をみる

コメント 8件

jyunko6822さんのコメント
2015/10/16

お久しぶりでした。
「乱れからくり」にご説明コメントありがとうございました。
kwosaさんの本棚拝見させていただくととても参考になります。
ちなみに今度の日曜日は菊人形見物&「犬神家の一族」の読書会です。

円軌道の外さんのコメント
2018/01/21

kwosaさん、ホンマにホンマにご無沙汰してすいません!

新しい仕事が忙しくて、
(多田便利軒と同じく、便利屋で働いてます)

携帯を見る時間が年々減っていって、
その後すぐにプロボクサーを引退して
今度は教える側に回ったこともあって、
昼は便利屋、夜はジムの毎日で、
本を読む時間も取れなくなっちゃったのです。

そして2017年に入り少し落ちついたと思ったら、
今度はなぜかレビューがまったく書けない状態に陥ってしまい、
(いわゆるスランプってやつです笑)

気がつけば、な、な、な、なんと、
約2年もの間、ブクログを休んでいたのでありました。
(これには自分もビックリでした汗)

で、ちょうど1週間前に
休んでいる間に少しずつ書きためたレビューをまとめて更新して、
なんとかかんとか復活した感じです。


また休んでいる間に
携帯を二度に渡り、踏んでしまい(笑)
(つまり、2年で3台買い換えました)

データが見れなくなったものもあるので、
ポチやコメントが返せてないのがあるかもです…
ホンマすいません!

kwosaさんはどんな感じですか?
本を読む時間はとれてますか?


えーと、3時間ほどかけて久びさに
kwosaさんのレビューすべて読ませてもらいました。

『叫びと祈り』、『春待ちの姫君たち』『セシューズ・ハイ』、『島はぼくらと』
、『夜よ鼠たちのために』、『鍵泥棒のメソッド』、三池監督の『逆転裁判』、
『続・荒野の用心棒』、『外天楼』、
今敏監督の『パプリカ』、『式の前日』、
『イングロリアス・バスターズ』、『ファール・プレイ』、『夏への扉』、
映画『まほろ駅前多田便利軒』、『私を知らないで』、『ビブリア古書堂の事件手帖3』、
『ビブリア古書堂の事件手帖』、『星を撃ち落とす』、『銃とチョコレート』、『倒立する塔の殺人』などなど、
今挙げた作品のすべてに僕のコメントがあって、
kwosaさんとのやりとりを読んでたら、
なんな懐かしくて、
またこっ恥ずかしくて、
なんか自然と目頭が熱くなってしまったし…(汗)
(古いレビューだと今から5、6年前になるんですよね~汗)

好きな本のこと、音楽のこと、
テレビドラマや映画のこと、
アイドルのことや好きな食べ物のこと、
80~90年代のCMや漫画の話、
無人島に持っていくなら何の本や映画がいいとか(笑)

よくもまぁ、こんなに書くことあったなと
どうせならコレ書籍化して欲しいなって
大人の悪い癖で、
頭ん中でとらぬ狸の皮算用しましたよ(笑)



僕は基本、あまり人に影響受けないほうなのだけれど、
kwosaさんのレビューには
お世辞抜きで本当に憧れたし、
だからこそ、こんな文章が書きたいと思って
自分もレビューを書き続けてこれたのかなって
今あらためて思います。


kwosaさんのレビューはスゴいんです。
ちゃんと伝えるべき言葉を持っていて、
伝えたい意志が読む側に響くレビューに
僕はここに来るたびに耽溺しました。
(それでいて誰が読んでも分かりやすい)

どんなに上手い文章で立派なことを綴っても、
その人の意志や生き様や思想や
なにより文章から
本や映画への「好き」が見えてこないレビューには
自分にはひとつも響かないんだけど、 

その点でもkwosaさんのレビューは
作品への『好き』の気持ちが溢れていて
読んでていつも
自然にニヤケてしまうのです(笑) 



とまぁ、
ここまで書いたの読み返したら
まるでラブレターですね(笑)

でもラブレター上等です!

僕がこんな長い長い前置きを書いたワケは
ただひとつです。

自分のことは棚に上げて言います(笑)
(2年も休んでたアホですが)


kwosaさんのレビューが読みたいです。


上手いか下手か、
長文だって短文だって、
他人の評価だって、
そんなの関係ないし、どうでもいい。

レビューなんてホンマは
僕はこの本が好きです、で充分やもん(笑)


どんな言葉だって内容だって、
僕にとっては
kwosaさんが書くことに意味があるんです。

ヒーローはいつだって
挫折を越えて
不死鳥のように立ち上がるのです。

何度だって、何度だって。


みんなもそう思ってますよ。




P.S. 研いだお米をぷつぷつと言っていた娘さんは
いくつになったのかな?(笑)

またアホな話しましょう♪
(そしてストーナー!絶体読みたいです!)



kwosaさんのコメント
2018/01/22

円軌道の外さん

本当にありがとうございます。
なんか涙がでてきました。

円軌道の外さんのコメント
2018/01/22

kwosaさん、ポチとコメントありがとうございます!
再会できて僕も嬉しく思います!(^^)

僕の本棚の『いつも彼らはどこかに / 小川洋子』のレビューに
バカ長い返事書きました(笑)
またヒマつぶしにでも、覗いてみてください。
てかてか、絶対見てください!(笑)

P.S. 東京は久しぶりの大雪で
仕事も休みになり、家に閉じ込められてます!

マリモさんのコメント
2020/04/30

kwosaさん

お久しぶりです!!お元気にされていますか?
円軌道の外さんのコメントを数年越しに読んで、ほんまにこれラブレターやん…!!と胸熱になってしまいました。
私は最近ブクログ再デビュー(?)をしまして、またボチボチレビューも書いています。
また色々と本のことなどお話できれば嬉しいです!(^-^)

kwosaさんのコメント
2020/05/03

マリモさん

コメントありがとうございます。
更新が滞っていますが、また少しずつ本の世界を広げていければと思います。

マリモさんのコメント
2020/05/04

kwosaさん

お返事ありがとうございます!
ぜひぜひ♪今でも時々、kwosaさんやまろんさんら、皆さんのレビューは素晴らしいなぁと読み返しています。
ご帰還されたら伺いますね!
(私もずいぶん間をあけてしまったのでこんなこと言える身ではないのですが。勝手ですみません^_^;)

kwosaさんのコメント
2020/05/06

マリモさん、ありがとうございます!

ツイートする