模倣の殺意 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2004年8月13日発売)
2.99
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本棚登録 : 6014
感想 : 720

書店のポップに気圧されて。良いポップだなぁ。勉強になる。帯うらには瀧井朝世さんの短評。
はてさて中身としては、うーん。開始数ページから読者に身構えさせてしまう文章。詳細までは掴めなくても、疑うには十分な、なんとなくこう、「ざらついた」感じを受けるような。文体は非常に端的なのだけど、その分彩りにかけてしまっているようにも。この段階で人を選ぶ気がする。なんとなく距離をとりながらよんでしまったというか。せっかくポップどおりすごいトリックなのに、そのせいで衝撃を受けきれない。
あとあれ、主人公たちの推理は確かに意味がわからない。他の人の感想で言語化できた。
ちょい気になって作家さんの来歴を調べた。なかなかの苦労人だったようで、そこに敬意は評したい。他の殺意シリーズもそのうち手に取る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2015年1月25日
読了日 : 2015年1月25日
本棚登録日 : 2015年1月19日

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